悩ましきビニールの城のプログラム
こんばんは、安藤です。
今日は趣味のお話。
世界の蜷川監督の追悼公演となった「ビニールの城」。
(2016年8月6日~8月29日)
そのビニールの城のプログラムが、ただいま、私の中で、悩ましきものとなっております。
ビニールの城は、蜷川監督が病院のベッドで意欲的に脚本をされたそう。そして、蜷川監督が篤く信頼をよせていたキャストとスタッフだといわれていた舞台。
舞台稽古にはいる前にお亡くなりになられたので、追悼公演であり、最高のキャストともいわれた舞台。
ん~~こりゃ~みたい!!!!!
倍率が高そうだけと、東京公演しかなかったけれど、みたかったのです。
なにせ、名だたる演出家から主演オファーがくる森田剛さんが主演!
一生に一度は見ておかないと後悔しそうなほどの演技だそう。
宮本亜門さんに「世界で通用する」と言わしめるほど。
ですが、チケット獲得ならず。しばらく落ち込んでました。
それならば、せめて、プログラムはゲットしたい!と思ったものの、東京にはとべない・・・
東京の友人に頼むか・・・などいろいろ思ったものの、そんなこんなで大阪でおとなしくしておくかと、諦めておりました。
ですが、先日より期間限定でプログラムが販売されることに!!
よしきた!!と2日ほど前に早速申し込み、本日、自宅に届きました!!!
これ!!!!!
写真でわかりにくいかもですが、ビニールがかぶせてあります!
ビニールの城の中で、モモ(宮沢りえさん)という元ビニ本の“ヌードモデル”がでてくるのです。(というか、主人公・朝顔(森田剛さん)を愛する女性なので、メインキャスト!)
だから、プログラムがビニ本のように、ビニールに覆われているようです。
届いた喜びとともに、すぐに、ビニールの城のプログラムが悩ましきものとなっております。
ビニールをかけてあることが作品とするならば、破れない・・・
という想いと、
ビニールを破いて、中をみたい!森田剛くんをみたい!!(森田剛くん好きなのです)
この葛藤を感じ、破る感覚(罪悪感と高揚感)は、きっとビニ本世代の方々が味わったものなのでしょう。
だから、この罪悪感と高揚感を手にとった人に味わってもらうための作品だとするならば破るしかない!
一度しか味わえない”ビニ本をみるときのような感覚”と考えると、やぶるタイミングが悩ましい!
いや、やっぱり破っていいのか?いや、破らなきゃ中見れない!し、ビニ本の感覚を味わえない!
こんなかんじのわけのわからない葛藤のエンドレスで、いまだビニールを破れず。笑
舞台はみれなかったのは残念だけど、舞台をみれなくても、プログラムひとつで楽しませてくれる演出、とっても粋!
しばらく、いつ破るか悩んでみて、最高の高揚感を味わってみたいとおもいます^^
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人生を輝かせるカラダ学
安藤ともみ